Geo IP

注釈

このドキュメントは、オンプレミスデータベースのみに適用されます。

インストール

  1. GeoLite2 CityとGeoLite2 Countryの両方の データベース をダウンロードします。 GeoLite2-City.mmdbGeoLite2-Country.mmdb という2つのファイルがダウンロードされます。

  2. ファイルをフォルダ /usr/share/GeoIP/ に移動します。

    mv ~/Downloads/GeoLite2-City.mmdb /usr/share/GeoIP/
    mv ~/Downloads/GeoLite2-Country.mmdb /usr/share/GeoIP/
    
  3. サーバを再起動する

注釈

/usr/share/GeoIP/ に GeoIP データベースを配置したくない場合は、Odoo コマンドラインインターフェースの --geoip-city-db および --geoip-country-db オプションを使用します。これらのオプションは、GeoIP データベースファイルへの絶対パスを指定し、それを GeoIP データベースとして使用します。 例:

./odoo-bin --geoip-city-db= ~/Downloads/GeoLite2-City.mmdb

関連項目

OdooウェブサイトでのGeoIPロケーション

ウェブページを編集して、現在のリクエストIPアドレスの国名などのジオIP情報を追加します。 その方法は以下の通りです。

  1. ウェブサイトにアクセスします。 GeoIP をテストしたいウェブページを開きます。

  2. カスタマイズ ‣ HTML/CSS/JSエディタ を選択します。

  3. ページに以下のXMLを追加します :

    <h1 class="text-center" t-esc="request.geoip.country.name or 'geoip failure'"/>
    
  4. 保存してページを更新します。

ページの中央に太字で表示されている国名を読めば、Geo-ipが機能していることが分かります。

geoip失敗 と表示された場合は、地理位置情報の特定に失敗しています。よくある原因は以下の通りです。

  1. ブラウジングのIPアドレスは、ローカルホスト(127.0.0.1) またはローカルエリアネットワークのものです。分からない場合は、モバイルデータを使用してウェブサイトにアクセスできます。

  2. Odooの前にリバースプロキシ(apache、nginx)を使用していますが、プロキシモードを有効にしてOdooを起動していません。参照: proxy mode

  3. GeoIP データベースが破損、紛失、またはアクセス不能です。このような場合、警告がサーバログに記録されます。