Windows仮想IoT

Windows仮想IoTの使用を開始するには:

  1. すべての 前提条件 が満たされていることを確認してください。

  2. Windowsコンピューターに Windows仮想IoT をインストールします。

  3. Windowsファイアウォール

  4. Windows仮想IoTに、デバイス を接続します。

  5. Windows仮想IoTをOdooデータベースに接続 します。

前提条件

Windows仮想IoT を設定して使用するには、次の前提条件を満たす必要があります:

  • 有効な IoT Boxサブスクリプション があること。

  • Windows パソコン(ノートパソコン、デスクトップ、またはサーバ)に、最新の Windows (Windows 10 または Windows 11)がインストールされていること。

注釈

  • MRP 用のデバイス(カメラや計測ツールなど)は、Windows 仮想 IoT には対応していません。

  • MacOS や Linux コンピューター上に Windows 仮想マシンを作成することも可能です。ただし、このオプションは Odoo によってサポートされておらず、トラブルシューティングのサポートは提供されません。

インストール

Windowsパソコンに Window仮想IoTをインストールするには:

  1. Odooのダウンロードページ にアクセスして、ご利用のデータベースのバージョンに対応した Windows用のOdooインストールパッケージをダウンロードします。

  2. ダウンロードした .exe ファイルを開き、アプリがデバイスに変更を加えることを許可し、言語を選択して、 OK をクリックしてください。

  3. Click Next, then I Agree to accept the terms and conditions and continue.

  4. インストールのタイプを選択 ドロップダウンリストから Odoo IoT を選択します。次のコンポーネントが選択されている必要があります :Odoo Server、Odoo IoT、Nginx WebServer、および Ghostscript interpreter。

  5. パソコンに必要な空き容量があることを確認し、次へ をクリックしてください。

  6. インストール先フォルダ にC:\odoo と入力し、インストール をクリックします。

    警告

    Odoo の Windows仮想IoT は、Windowsユーザディレクトリにはインストールしないでください。HTTPS証明書の生成 で問題が発生する可能性があります。

  7. インストールが完了したら、次へ をクリックしてください。

  8. GPL Ghostscriptを設定します。次へ をクリックし、利用規約に同意して、インストール、そして 完了 をクリックします。

  9. 次へ次へ完了 をクリックして、設定を完了します。 IoTシステムのホームページ が、URL http://localhost:8069 でウェブブラウザに自動的に開きます。

    ちなみに

    ウェブラウザに何も表示されない場合は、Windows仮想IoTサービスを 再起動 してください。

  10. 以下を確認して、 IoTシステムのホームページ にウェブブラウザからアクセスできることを確認してください:

    • Windows仮想 IoTコンピューター上でアクセスできること

    • 同じネットワーク上 の別のデバイスから、URL http://xxx:8069 (xxx はIoTシステムのIPアドレス) にアクセスできること

    • 同じネットワーク上の別のデバイスから、URL https://xxx (xxx はIoTシステムのIPアドレス) にアクセスして HTTPS 接続が可能であること

      ちなみに

      別のデバイスから IoTシステムのホームページ にアクセスできない場合は、ポート8069を通じた通信を許可するために、:ref:`Windowsファイアウォール <iot/windows-iot/firewall> ` のルールを作成してください。

Windowsファイアーウォール設定

ファイアウォールはデバイスのセキュリティを保護するのに役立ちますが、正当な接続をブロックしてしまうこともあります。たとえば、Windows仮想IoTが LAN またはファイアウォールの設定でネットワーク探索の例外を構成してください。

注釈

Windows コンピューターにサードパーティ製のファイアウォールソフトウェアがインストールされている場合は、ファイアウォールの例外設定を行うために、そのソフトウェアのドキュメントを参照してください。

Windows Defenderでポート8069 を通じた通信を許可するルールを作成するには、以下の手順に従ってください:

  1. Windowsのスタートメニューで ファイアウォール を検索し、Windows Defenderファイアウォール (セキュリティ機能付き) アプリを選択します。

  2. ウィンドウの左側で、受信の規則 を選択します。

  3. ウィンドウの右側、 アクション の下にある 新規規則 をクリックします。

  4. 表示された 新しい受信の規則ウィザード ` で、規則の種類として :guilabel:`ポート を選択し、次へ をクリックします。

  5. プロトコルおよびポート ページで、TCP指定されたローカル ポート が選択されていることを確認し、フィールドに次のように入力します: 8069, 80, 443、その後 次へ をクリックします。

    注釈

    IoT デバイスによっては、他のポートが必要になる場合があります。たとえば、 Worldline の決済端末を使用する場合は、ポート 9050 を追加してください。

  6. アクション ページで 接続を許可 を選択し、 次へ をクリックします。

  7. プロファイル ページで、お使いのWindows コンピューターに該しない接続タイプのチェックを外し、次へ をクリックします。

  8. 名前 ページで、名前 (例:Odoo) を入力し、必要に応じて簡単な 説明 を追加してから、完了 をクリックします。

Window仮想IoTホームページ

Windows仮想IoTのホームページにアクセスするには、Windows仮想IoTコンピューター上で URL`http://localhost:8069` にアクセスするか、IoTシステムと同じネットワーク上の別のコンピューターからウェブブラウザーを開き、http://xxx:8069 (ここで xxx はIoTシステムのIP アドレス) にアクセスします。

Windows仮想IoTが Odoo データベース に接続される と、そのホームページには Odooからアクセスできるようになります。IoTアプリを開き、IoTシステムのカードに表示されているURLをクリックしてください。

Window仮想IoTのホームページ

注釈

アクセスを許可するように、Windowsファイアウォールが設定されている ことを確認してください。

デバイス接続

ほとんどの デバイス は、`Windowsプラグアンドプレイ (PnP) <https://learn.microsoft.com/en-us/windows-hardware/drivers/kernel/introduction-to-plug-and-play>_ ` を通じて、Windows仮想IoT用に使用されているWindowsコンピューターに自動的に接続されます。ただし、接続時にWindowsがデバイスを自動的に認識しない場合は、管理者が適切なドライバーを手動でインストールする必要があります。

ちなみに

デバイスをコンピューターに接続した後、IoTシステムのホームページ を更新して、デバイスが一覧に表示されていることを確認してください。デバイスが表示されない場合は、IoTシステムのホームページ から :ref:`ハンドラーを再読み込み <iot_updating_iot/handlers>`してください。

Windows仮想IoTの再起動方法

Windows IoTサーバを手動で再起動するには、Windowsのスタートメニューで services (サービス) を検索し、サービス アプリを選択します。odoo-server-xxx サービス (ここで xxx は Odoo のバージョン) までスクロールし、右クリックして 開始 または 再起動 を選択します。

Windows仮想IoTのアンインストール方法

Windows仮想IoTをアンインストールするには、Windows コンピューター上で、Odooプログラムを アンインストール します。アンインストールを確認し Odooアンインストール ダイアログの手順を完了してください。