製造プロダクト設定

Odoo 製造 でプロダクトを製造するには、プロダクトを適切に設定する必要があります。 これには、製造 ルートを有効にし、プロダクトの部品表(BoM) を設定することが含まれます。 これらのステップが完了すると、新しい製造オーダを作成する際にプロダクトを選択できるようになります。

製造ルートを有効化する

製造ルートは、各プロダクトページで個々のプロダクトに対して有効化されます。 これを行うには、まず最初に 製造 ‣ プロダクト ‣ プロダクト に移動します。 次に、既存のプロダクトを選択するか、新規作成 をクリックして新しいプロダクトを作成します。

プロダクトページで、在庫 タブを選択し、ルート セクションで 製造 チェックボックスを有効にします。これは、Odooプロダクトが製造可能であることを意味します。

プロダクトページの在庫タブにある製造ルート

ロット/シリアル番号追跡

新たに製造されたプロダクトへのロットまたはシリアル番号の割当ては任意です。新規に製造されたプロダクトにロット番号またはシリアル番号を任意で割当てるには、在庫 タブの トレーサビリティ セクションに移動します。追跡 フィールドで、固有のシリアル番号 または ロット を選択します。

そうすることで、製造オーダの ロット/シリアル番号 フィールド、または*製造現場* アプリの作業オーダカードの プロダクト登録 指示が可能になります。

製造オーダの "ロット/シリアル番号" フィールド

製造オーダの ロット/シリアル番号 フィールド

作業オーダカードにロット/シリアル番号を生成する **生産登録** オプション

作業オーダカードにロット/シリアル番号を生成する 生産登録 オプション

全ての部品表(BoM)を設定する

次に、Odooが製造方法を認識できるように、プロダクトに対して部品表 BoM を設定する必要があります。部品表 BoM とは、プロダクトの製造に必要な構成品と工程のリストです。

特定のプロダクト用の部品表を作成するには、製造 ‣ プロダクト ‣ プロダクト に移動し、プロダクトを選択します。 プロダクトページで、ページ上部の 部品表 スマートボタンをクリックし、新規 を選択して新しい部品表を設定します。

プロダクトページの部品表スマートボタン

部品表 BoM では、プロダクト フィールドにプロダクトが自動入力されます。数量 フィールドには、部品表 BoM で作成されるユニット数を指定します。

構成品 タブを選択し、明細追加 をクリックして、部品表に構成品を追加します。 構成品 ドロップダウンメニューから構成品を選択し、数量 フィールドに数量を入力します。 全ての構成品が追加されるまで、新しい行に構成品を追加していきます。

部品表の構成品タブ

次に、工程 タブを選択します。明細追加 をクリックすると、工程作成 ポップアップウィンドウが表示されます。工程 フィールドに、追加する工程の名称を指定します(例: 組立、切断など)。 作業区 ドロップダウンメニューから、工程が実行される作業区を選択します。最後に、保存して閉じる をクリックして工程の追加を終了するか、保存して新規作成 をクリックしてさらに追加します。

重要

工程 タブは、作業オーダ 設定が有効になっている場合にのみ表示されます。 これを有効にするには、製造 ‣ 設定 ‣ 管理設定 に移動し、作業オーダ チェックボックスを有効にします。

部品表の工程タブ

もっと知る

上記のセクションでは、Odooでプロダクトを製造するための基本的な部品表 BoM を作成する方法を説明しています。しかし、部品表 BoM を設定する際に利用可能なオプションの全てを網羅したものではありません。部品表の詳細については、次のドキュメントを参照して下さい。部品表を作成する