バーコードによる在庫調整¶
在庫調整、または在庫監査とは、データベースに記録されている数量と、実際のプロダクトの在庫数量を照合するプロセスです。定期的な監査により、正確な在庫記録を確保し、在庫の不一致を防ぎ、効率的なオペレーションを維持することができます。倉庫では、通常、マネジャーが従業員に在庫カウントを割り当て、従業員は指定のロケーションに移動し、プロダクトのバーコードをスキャンして、必要に応じて数量を調整します。
在庫調整は、互換性のあるスキャナーまたはOdooモバイルアプリを使用して、バーコードアプリケーション で実行できます。
注釈
Odoo互換のバーコードモバイルスキャナー、および 在庫 および バーコード アプリ用のその他のハードウェアの一覧については、`Odoo 在庫 • ハードウェアページ<https://www.odoo.com/app/inventory-hardware>`_ をご覧ください。
関連項目
ちなみに
Odoo の バーコード アプリケーションには、アプリの機能を試すためのバーコード付きデモデータが用意されています。これらはテスト目的で使用でき、アプリのホーム画面から印刷することができます。
このデモデータにアクセスするには、デモデータシート または バーコード をクリックします。
に移動し、スキャナーの上のバナーにある
在庫カウントの割り当て¶
在庫カウントを実行する前に、マネジャーはカウントタスクを従業員に 割り当て ることができます。これは、 から、カウントする特定のロケーションとプロダクトを選択し、それらに ユーザ を割り当てることで実行できます。割り当てが完了すると、ユーザは バーコード アプリを開くと、保留中のカウントを確認できます。
割り当てられた在庫カウントを見るには 在庫カウント ボタンに、カウントすべきプロダクト数が表示されます。
のダッシュボードに移動してください。カウント作業が割り当てられている場合は、
設定¶
バーコード アプリを使用して在庫の調整を行う前に、アプリをインストールして設定する必要があります。バーコード セクションまでスクロールします。 バーコードスキャナ の横にあるチェックボックスをオンにして、 保存 をクリックして変更を保存します。必要に応じて、ポップアップで 確定 をクリックします。
に移動し、危険
バーコード 機能を有効にするには、バーコード アプリケーションをインストールする必要があります。シングルアプリ無料データベースに新しいアプリケーションをインストールすると、15 日間の試用期間がトリガされます。試用期間が終了しても、データベースに有料サブスクリプションが追加されていない場合、そのアプリケーションにはアクセスできなくなります。
保存後、バーコードスキャナ オプションの下に新しいドロップダウンメニューが表示され、バーコード表現規則 と表示され、デフォルト表現規則 または デフォルトGS1表現規則 を選択できます。それぞれの表現規則オプションは、スキャナがOdooでバーコードをどのように解釈するかを決定します。
バーコードを使用してプロダクトをカウントするには、まず Odoo 内でプロダクトと保管場所のバーコードが設定されていることを確認してください。詳細な手順については、次のセクションを参照してください プロダクトバーコードを設定する Barcodes

在庫カウントを実施する¶
在庫調整を行うには、まず 在庫カウント をタップして、未処理のタスクを確認します。
を開きます。担当に割り当てられたカウント作業が存在する場合は、
指定の保管場所まで歩いて行き、ロケーションバーコードをスキャンしてください。
ちなみに
データベースで倉庫の 複数ロケーション 機能が有効になっていない場合、ソースのロケーションをスキャンする必要はありません。プロダクトのバーコードをスキャンして在庫調整を開始してください。
そうすることで、そのロケーションがハイライト表示され、そこに保管されている全てのプロダクトが表示されます。各プロダクトのバーコードをスキャンして、その数量を調整します。
注釈
ユーザにカウントが割当てられておらず、全ロケーションをカウント 機能が有効になっていない場合、ロケーションバーコードをスキャンしても、プロダクトは表示されません。
必要に応じて (編集) アイコンをタップして、手動で数量を調整してください。そうすると、キーパッド付きの別のウィンドウが開きます。数量 明細で数量を変更してください。+1 や -1 ボタンをクリックしてプロダクトの数量を増減したり、数字キーを使用して数量を追加したりすることもできます。
Example
以下の在庫調整では、ソースロケーション WH/Stock/Shelf/1
がスキャンされ、ロケーションが割り当てられました。次に、プロダクト [FURN_7888] スクリーン付きデスクスタンド
のバーコードが 3 回スキャンされ、調整の単位が増加しました。追加のプロダクトは、それらの特定のプロダクトのバーコードをスキャンすることで、この調整に追加することができます。

全ロケーションをカウントする¶
全ロケーションをカウント 機能は、ユーザがそのロケーションのバーコードをスキャンした時点で、ロケーション内のすべてのプロダクトのカウントを割り当てます。この機能により、1つのプロダクトのカウントを割り当てるだけでロケーション全体をユーザーに割り当てることができ、サイクルカウントをより簡単に行うことができます。サイクルカウント中、ユーザは在庫数が正確であるか確認したり、特定のロケーションにあるべき製品が欠けていないかを確認したり、誤って保管されているプロダクトを発見したりすることができます。
この機能を有効にするには、 バーコード セクションまでスクロールします。全ロケーションをカウント チェックボックスをオンにして、保存 をクリックします。
に行き、重要
この設定は、保管場所 チェックボックスがオンになっている場合にのみ表示されます。
全ロケーションの在庫カウントを実行するには、カウントを実行 を通常どおり行います。
に移動します。目的のロケーションのバーコードをスキャンします。アプリには、そのロケーションに割当てられた全てのプロダクトが表示されます。カウント対象数量を表示する¶
在庫カウントを実施する際、プロダクトの予想数量はデフォルトで表示され、ユーザがカウントを行う際の基準として利用できるようになっています。しかし、この数量が表示されていると、ユーザが新たにカウントを行わず、その値に頼ってしまう可能性があるため、この数量は非表示にすることも可能です。
カウント対象数量 チェックボックスをオフにして、保存 をクリックします。
に移動します。:guilabel:「バーコード」セクションで、:guilabel:
プロダクトを手動で在庫カウントに追加する¶
ロケーションやプロダクトのバーコードがない場合でも、Odoo バーコード を使用して在庫カウントを行うことができます。
これを行うには、
に移動します。在庫調整にプロダクトを手動で追加するには、画面下部の白い プロダクトを追加 ボタンをクリックしてください。
新しい空白のページが表示され、希望のプロダクト、数量、ソースロケーションを選択する必要があります。

まず、 プロダクト 行をクリックし、在庫数を調整するプロダクトを選択します。次に、そのプロダクトの数量を手動で入力します。 数量 行の 1
を変更するか、 +1 と -1 ボタンをクリックして、プロダクトの数量を追加または減算します。数字のパッドも同様に数量を追加するために使用することができます。
数字パッドの下には ロケーション 行があり、デフォルトでは WH/Stock
と表示されます。この行をクリックすると、ロケーションのドロップダウンメニューが表示され、この在庫調整の 移動元ロケーション を選択することができます。
確定 をクリックして、変更を確定します。
在庫カウントを確定する¶
すべてのプロダクトのカウントが完了したら、各エントリを確認し、カウントした数量が正しく入力されていることを確認します。在庫調整を完了するには、 適用 をクリックします。
ちなみに
検証 バーコードをスキャンして、適用 ボタンをクリックする代わりにバーコードを検証することができます。
その後、Odooは自動的に バーコードスキャン 画面に戻ります。画面右上に小さな緑のバナーが表示され、在庫カウントが更新されたことが確認できます。