DHL統合

DHLは、Odooの 在庫 アプリで利用できる 配送コネクタ が利用できる配送業者の1つです。アプリの設定で配送コネクタを有効にし、少なくとも1つの 配送方法 を設定することで、送料の計算 および 配送ラベルの生成 1 のプロセスが大幅に簡素化されます。

注釈

さまざまな配送業者に対応する多様な配送コネクタが利用可能ですが、このドキュメントでは、DHLとの統合に特化した設定の詳細を説明します。全ての配送業者に共通する統合設定の構成方法については、外部配送業者に関するドキュメントを参照して下さい

DHL配送コネクタを有効にする

DHLの配送方法を作成する前に、運送会社の配送コネクタを有効にしてください。これを行うには、在庫アプリ ‣ 設定 ‣ 管理設定 に移動します。

配送コネクタ セクションまでスクロールダウンし、DHL Expressコネクタ の横にあるチェックボックスにチェックを入れます。最後に、保存 をクリックして変更を適用します。

次に、 DHL配送方法 リンクをクリックして、プロバイダー が DHLに設定されているすべての配送方法が表示されるページを開きます。

DHL配送方法を設定する

DHLの配送コネクタを有効にすると、配送業者向けの配送方法の設定が可能になります。 配送方法が設定されると、販売オーダ(SO)に明細として追加できるようになり、送料の自動計算や配送ラベルの作成が可能になります。

DHLの新しい配送方法を作成するには、在庫アプリ ‣ 設定 ‣ 設定 に移動します。配送コネクタ セクションで、DHL Expressコネクタ チェックボックスの下にある DHL配送方法 リンクを選択します。

注釈

また、在庫アプリ ‣ 設定 ‣ 配送方法 に移動すると、各配送業者の既存の配送方法を確認することができます。

新規 をクリックすると、空の配送方法フォームが開きます。配送方法がすでに作成されている場合は、この画面から選択できます。

DHL配送方法用のフォーム

一般情報

配送方法 フィールドに配送方法のタイトルを入力して、配送方法の設定を開始します。

プロバイダ`ドロップダウンメニューで、:guilabel:`DHL オプションを選択します。そうすると、フォームの下部に新しい DHL 設定 タブが表示されます。

このセクションの他の全てのフィールドは、各配送業者の配送方法フォームで同一です。それらを適切に設定する方法については、サードバーティ配送業者 のドキュメントを参照して下さい。

DHLの設定

配送方法フォームの DHL設定 タブは、ユーザの DHLアカウントをOdooに接続し、配送方法の詳細を設定するために使用します。

DHL開発者認証情報

DHLをOdooと連携するには、DHLの開発者ポータルから開発者の認証情報を取得する必要があります。この認証情報は、ユーザのDHLアカウントを Odooの 在庫 アプリにリンクするために使用されます。

重要

サイト ID および パスワード は、DHL アカウントへのログインに使用する認証情報とは異なります。

DHL Expressアカウントの場合

DHL Expressアカウントをお持ちの場合は、DHL 開発者ポータル にログインし、DHL API アカウント番号をリクエストしてください

次に、Odoo の配送方法フォームで、DHL API キーDHL SiteID フィールドに入力し、APIシークレットDHLパスワード フィールドに入力します。

DHL Expressアカウントでない場合

DHL Express アカウントを利用 できない 場合:

  1. まずは DHL Expressアカウント を開設してください。

  2. 開発者ポータルアカウントが確定したら、ユーザ名とパスワードを使用してポータルにログインします。画面右上のユーザアバターをクリックして、ユーザダッシュボードを開きます。

  3. ダッシュボードで、アプリ タブを開き、アプリを作成します。アプリ作成フローの 4 つのステップ (アプリ名、必要なアプリ、アプリステータス、確定) に従って、設定を完了します。

    DHLアカウントを作成するための設定
  4. DHL Express アカウントを設定したら、こちら にアクセスして、DHL API キー および API シークレット 認証情報を取得してください。

次に、Odoo の配送方法フォームで、DHL API キーDHL SiteID フィールドに入力し、APIシークレットDHLパスワード フィールドに入力します。

配送詳細

DHL設定 タブのその他のフィールドは、配送方法自体の設定に使用されます。

  • 地域: その配送方法が使用される地域

  • DHLプロダクト: DHLより購入された配送サービス (例: Express Worldwide)

  • DHL梱包タイプ: 配送に使用されるDHL梱包のタイプ (例: DHLボックス)

  • 梱包重量単位: パッケージの重量を表示する際に使用される単位

  • パッケージ寸法単位:パッケージのサイズを表示する際に使用される単位

  • ラベルフォーマット: 配送ラベルを生成するために使用されるファイルフォーマット

  • ラベルテンプレート: 出荷ラベルの印刷に使用される用紙サイズ

重要

配送方法のサービスオプションを選択する前に、それらのサービスがDHLアカウントで実際に利用可能であることを確認して下さい。利用可能なサービスは、DHLとの契約内容によって異なります。

オプション

追加の設定は、DHL設定 タブの下部にある オプション セクションで利用できます。

  • 返品ラベルを生成: このオプションを有効にすると、配送オーダの検証後に返品ラベルが自動的に生成されます。

  • 関税対象物: 配送方法が関税やその他の税金がかかる可能性がある場合は、このオプションを有効にして下さい。

DHL接続をオンにする

DHL 接続の設定が完了したら、フォーム上部のスマートボタンを使用して、公開、本番モードの有効化、デバッグログの有効化を行います。

  • 未公開/公開済: この配送方法がユーザの eコマース ウェブサイトで使用可能かどうかを定義します。

  • テスト環境/本番環境: ラベルの作成がテスト用で即座に取消される (テスト) のか、DHLアカウントに請求される実際の配送ラベルを生成する (本番) かを定義します。

  • デバッグなし/デバッグ要求: API 要求と応答を Odooに記録するかどうかを決定します ( 開発者モード をオンにして、 設定アプリ ‣ 技術設定 ‣ ログ管理 に移動してください)。