整備のセットアップ¶

Odoo*整備* アプリは、倉庫で使用される備品の修正および予防整備のスケジュールを会社が立てられるようにします。これにより、会社は備品の故障や倉庫作業区の停滞、緊急でかかる修理コストを回避することができます。

整備チーム¶

整備依頼を作成する際、その依頼を処理するチームとして 整備チーム を依頼に割当てることができます。

既存の整備チームを表示するには、整備アプリ ‣ 設定 ‣ 整備チームに移動します。

結果として表示されるチームページには、存在する全てのチームのリスト(もしあれば)が、デフォルトではチーム名、チームメンバー、会社が列に表示されます。

新しいチームを追加するには、新規をクリックします。これにより、チームのリストの一番下に空の明細が追加されます。チーム名列の下に表示される空のフィールドに、新しい整備チームの名前を割当てます。

チームメンバー列のフィールドをクリックすると、データベース内の既存のユーザのドロップダウンメニューが表示されます。新しい整備チームのメンバーとして追加するユーザを選択します。

さらに検索... をクリックすると、最初のドロップダウンメニューに表示されていないユーザを検索するためのポップアップウィンドウ検索: チームメンバーが開きます。

会社列で、複数会社環境の場合、ドロップダウンメニューをクリックして、この新しい整備チームが所属するデータベース内の会社を選択します。

準備ができたら、保存をクリックして変更を保存します。

ちなみに

整備チームに割当てられたチームメンバーは、整備カレンダ を表示した際には、技術者 とも呼ばれます。

整備アプリ ‣ 整備 ‣ 整備カレンダに移動し、既存の整備依頼をクリックします。ポップオーバーから、技術者フィールドを探します。フィールドにリストされた名前がチームメンバーであり、その特定の依頼を担当するユーザです。

ページの右端にはサイドバー列があり、最小化されたカレンダが今日の日にちに設定され、技術者リストには現在対応中の依頼がある技術者(またはチームメンバー)の全てが表示されます。

設備¶

Odoo 整備では、設備とは倉庫内の作業区で社内使用される機械や工具を指します。設備には、パソコンやタブレットなどのテクノロジー、電動工具、製造に使用される機械などが含まれます。

設備カテゴリ¶

各設備は、いずれかの 設備カテゴリ に属します。新しい設備を追加する前に、適切な設備カテゴリが作成されていることを確認して下さい。

新しい設備カテゴリを作成するには、次の順にアクセスします。整備アプリ ‣ 設定 ‣ 設備カテゴリ、新規作成をクリックします。そうすると、空白の設備カテゴリフォームが開きます。

空のフォームで、:guilabel:`カテゴリ名`フィールドに名前を割当てます。

担当者フィールドでは、必要に応じて、このカテゴリの設備に対する責任者をユーザに割当てます。デフォルトでは、カテゴリを作成したユーザが担当者として選択されます。

複数会社環境の場合は、会社フィールドのドロップダウンメニューをクリックし、このカテゴリの設備が属するデータベース内の会社を選択します。

Eメールエイリアスフィールドに、必要に応じてこのカテゴリにEメールエイリアスを割当てます。

コメントフィールドに、必要に応じて、このカテゴリに関連する社内ユーザ向けのコメントやメモを入力します。

注釈

新しい設備カテゴリが作成されると、そのカテゴリに属する全ての設備、および過去または現在未処理の整備依頼が、設備カテゴリフォームから利用可能になります。

整備アプリ ‣ 設定 ‣ 設備カテゴリに移動し、表示するカテゴリを選択します。フォームの上部にある設備および整備スマートボタンを見つけます。

設備スマートボタンをクリックすると、このカテゴリに属する全ての設備が表示されます。整備スマートボタンをクリックすると、過去または現在有効な整備依頼が表示されます。

機械・工具¶

新しい設備を追加するには、整備アプリ ‣ 設備 ‣ 機械と工具に移動し、新規作成をクリックします。これにより、空白の設備フォームが開きます。

名前フィールドに、新しい設備に割当てる名前を入力します。設備カテゴリフィールドのドロップダウンメニューをクリックし、この新しい設備が属するカテゴリを選択します。

複数会社環境の場合は、会社フィールドのドロップダウンメニューをクリックし、新しい設備が属するデータベース内の会社を選択します。

使用者フィールドでは、3つのラジオボタンのオプション部門、従業員、またはその他から選択します。

部門が選択された場合、部門フィールドが使用者フィールドの下に表示されます。ドロップダウンメニューをクリックし、この設備を使用する部門を選択します。

従業員が選択された場合、従業員フィールドが使用者フィールドの下に表示されます。ドロップダウンメニューをクリックし、この設備を使用する従業員を選択します。

その他`オプションが選択された場合、:guilabel:`部門および従業員フィールドは、使用者フィールドの下に表示されます。それぞれのフィールドのドロップダウンメニューをクリックし、この設備を使用する部門と従業員を選択します。

整備チームフィールドで、この設備を担当するチームを選択します。技術者フィールドで、この設備を担当するチームメンバー/ユーザを選択します。

使用場所フィールドには、社内の作業区で使用しない場合(例えば、オフィスで使用する場合など)に、この設備を使用するロケーションを入力します。

作業区フィールドのドロップダウンメニューをクリックし、この設備が使用される作業区を選択します。

フォームの下部にある説明タブの下の空欄に、ユーザが参照できるように、設備に関する関連情報を追加します。

プロダクト情報タブ¶

新しい設備を作成する際に、設備フォームから関連情報を追加するには、プロダクト情報タブをクリックします。

仕入先フィールドに、設備を購買した仕入先を追加します。仕入先参照番号フィールドに、該当する場合、仕入先から取得したプロダクト参照番号を追加します。

モデルフィールドでは、該当する場合、この設備がどのモデルであるかを指定します。設備がシリアル化されている場合は、シリアル番号フィールドにシリアル番号を追加します。

有効日フィールドで日付をクリックするとカレンダポップオーバーが表示されるので、日付を選択します。この日付は、この設備が最初に使用された時期を示し、設備の整備タブの平均故障間隔(MTBF)を計算するために使用されます。

原価フィールドには、該当する場合、その設備を入手するためにかかった費用を指定します。

その設備が保証の対象である場合は、そのフィールドのカレンダポップオーバーから日付を選択して、:guilabel:`保証書有効期限`を指定して下さい。

整備タブ¶

各設備には、さまざまな整備指標が用意されており、修正整備と計画的予防整備に基づいて自動的に計算されます。

特定の設備のメンテナンス指標を表示するには、設備フォームから整備タブをクリックします。

そうすることで、以下のフィールドが表示されます:

予想平均故障間隔：次の故障が予想されるまでの時間(日数)です。これは、グレー表示されていない唯一のフィールドであり、ユーザが編集できる唯一のフィールドです。
平均故障間隔: 報告された障害間の時間(日数)です。この値は、完了した修正整備に基づいて計算されます。
次回の故障予想: 次の故障が予想される日付。この日付は、最終故障日 + 予想平均故障間隔 MTBF から計算されます。
最終故障: 直近の故障の日付。この設備に故障が報告されると、このフィールドの値が更新されます。
平均修復時間: 故障した際に、この設備の修理に要する時間(日数)です。この値は、この設備に対する整備依頼が完了した時点で更新されます。

作業区¶

設備が使用されている作業区と、その作業区での設備の使用状況を確認するには、整備アプリ ‣ 設備 ‣ 作業区に移動し、作業区をクリックします。

作業区のフォームから、設備タブをクリックすると、その作業区で使用されている全ての機械や工具を確認できます。

各設備には、特定の関連情報として、設備名、担当技術者、所属する設備カテゴリ、およびいくつかの重要な整備指標 (予測平均故障間隔 MTBF、平均修復時間 MTTR、および次回の故障予想日)が記載されています。

ちなみに

作業区フォームから直接作業区に新しい設備を追加するには、設備タブの下にある明細追加をクリックします。これにより、追加:整備設備ポップアップウィンドウが開きます。

ポップアップウィンドウから、作業区に追加する設備を選択し、:guilabel:`選択`をクリックします。