再オーダ規則の作成¶
特定のプロダクトについては、常に最低手持在庫を確保しておく必要があります。最低在庫レベルを維持することで、企業は顧客の需要に遅滞なく対応し、工程を円滑に運営することができます。また、サプライチェーンの混乱や予期せぬ需要の急増に対するバッファとしても機能します。需要予測の誤りやサプライチェーンの遅延、倉庫の管理ミスなどは、工程コストの増加やリソースの無駄につながり、非効率の原因となります。
予測在庫量が最低在庫量を下回った場合に、見積依頼(RFQ)を発行する再オーダ規則を使用して、需要の高いプロダクトを常に在庫に確保します。再オーダ規則から生成される RFQ には、仕入先、価格、再オーダに必要な数量が記載されているため、迅速かつ便利に処理できます。
重要
再オーダ規則を使用するには、在庫の数量を追跡する 在庫 アプリをインストールする必要があります。
再オーダ用にプロダクトを設定する¶
再オーダ規則を追加する前に、プロダクトを特定の方法で設定する必要があります。
新規 をクリックして新規プロダクトを作成します。 あるいは、データベースにすでに存在するプロダクトを見つけ、そのプロダクトフォームをクリックして下さい。
, , または アプリで に進み、次にプロダクトフォームで プロダクト 名フィールドの下にある 購買 チェックボックスをチェックして再オーダを有効化します。そして、 一般情報 タブの下で、プロダクトタイプ を 商品 に設定します。最後に 在庫追跡 と表示されたチェックボックスをチェックし、ドロップダウンから オプション を選択します。

プロダクトに再オーダ規則を追加する¶
プロダクトを適切に設定した後、そのプロダクトのフォームの上部に表示される 再オーダ規則 スマートボタンを選択し、作成 をクリックして、再オーダ規則を追加することができます。
ちなみに
再オーダ規則 スマートボタンが表示されない場合、さらに表示 をクリックします。
再オーダ規則を作成したら、以下のフィールドを定義して、購買オーダを自動的に生成するように設定できます。
ロケーション はオーダ数量が入荷され、在庫に登録された後に保管される場所を指定します。
最小数量 は再オーダ規則の下限しきい値を設定し、 最大数量 は上限しきい値を設定します。手持在庫が最小数量を下回った場合、最大数量まで補充するための新しい購買オーダが作成されます。
Example
最小数量 が
5
に設定され、最大数量 が25
に設定されている場合、手持在庫が 4 に減少すると、そのプロダクト 21 個分の購買オーダが作成されます。複数数量 は、プロダクトが特定の数量のバッチでのみオーダされるように設定できます。入力した数値に応じて、手持在庫が 最大数量 フィールドで指定した数量を超える購買オーダが作成される場合があります。
Example
最大数量 が
100
に設定されているが、複数数量 が200
単位のバッチでプロダクトをオーダするように設定されている場合、200 ユニットのプロダクトの購買オーダが作成されます。単位 は、発注する数量の 測定単位 を指定します。個別に数えられるプロダクトの場合は、これを
単位
に設定する必要があります。ただし、水やレンガなどの個別に数えられない製品の場合には、体積
や重量
などの単位に設定することもできます。

関連項目
スケジューラを使用して、再オーダ規則を手動でトリガします。¶
再オーダ規則は、デフォルトでは 1 日 1 回実行されるスケジューラによって自動的にトリガされます。再オーダ規則を手動でトリガするには、開発者モードをオンにし、 スケジューラ実行 をクリックして手動操作を確定します。
に移動します。ポップアップウィンドウで、注釈
再オーダ規則を手動でトリガすると、その他のスケジュールされたアクションもトリガされます。
再オーダ規則を管理する¶
単一のプロダクトの再オーダ規則を管理するには、そのプロダクトページのフォームに移動し、フォームの上部にある 再オーダ規則 スマートボタンを選択します。
全てのプロダクトの再オーダ規則を管理するには、フィルタ, グループ化 または 3 つのドットのメニューを使用して、再オーダ規則を必要に応じて検索および整理することができます。
に移動します。 このダッシュボードから、Odoo の一般的な一括操作(データのエクスポートや不要になった規則のアーカイブなど)を実行できます。また、フォームの