補充レポート

補充レポートは、手動再オーダ規則、リードタイム、および今後の需要を使用して、再補充が必要なプロダクトの数量を予測するインタラクティブなダッシュボードです。

このダッシュボードで使用される再オーダ規則は通常の再オーダ規則ですが、ユーザは補充の提案を管理するための追加オプションがある監視メニューを利用できます。

これにより、ユーザは将来のニーズを予測し、品切れのリスクを回避しながら手持在庫を減らし、オーダを計画・統合することができます。

最大数オーダ

再オーダ規則がプロダクトの最低在庫を下回ることを予測しない場合、補充はトリガされません。なぜなら、それは 不必要 と見なされるからです。しかし、プロダクトを補充する必要がある場合でも、必要 と見なされない場合もあります。例えば、より良い割引を得るためにオーダを最大限にする必要がある場合や、配送費用を節約する場合などです。

まず、適切なチェックボックスにチェックを入れ、1つまたは複数のプロダクトを選択します。次に、補充 ボタンをクリックし、最大数オーダ を選択します。これにより、再オーダ規則で指定された最大数量を各プロダクトの最初の補充可能日として見積依頼書(RFQ)が作成されます。

補充ダッシュボードの「最大数オーダ」オプション

計画期間日数

計画期間日数 は、Odoo が予測在庫数量が再オーダルールの最小値を下回るかどうかを、何日先まで確認するかを決定します。この機能は、 補充レポート 上で 予測日 を先の日付に延ばすことにより、ユーザが補充を事前に計画できるようにするためのものです。

Example

計画期間日数を 7 に設定すると、7 日以内に発動するすべての手動再オーダ規則が補充レポートに表示され、ユーザは事前にオーダするプロダクトを確認して決定することができます。

計画期間日数を設定するには、在庫アプリ ‣ オペレーション ‣ 補充 を選択し、左サイドバーにある` 手動 をクリックします。表示されるメニューで、計画期間 日数を設定します。

計画期間日数と 先読み日数 は、どちらもOdoo が将来の需要を見越して対応するための機能ですが、それぞれ異なる方法で動作します。

  • **先読み日数**は、今日補充が必要と判断された場合にのみ、将来の需要も加味して在庫不足をチェックします。

  • 計画期間日数: 指定された日数分先まで見越して、その期間内に予測在庫数量が最小値を下回ると、たとえ今日補充が不要でも再オーダルールをトリガーします。

Example

  • 現在の日付: 2月18日

  • 手持在庫数: 10

  • 再オーダ規則: 最小: 5, 最大 10

  • 仕入先リードタイム: 1日

2月23日に 販売オーダ SO のために 8単位 が必要です。つまり、2月23日時点では、在庫が 2単位しか残らない ことになります。

計画期間日数なしの場合

  • 需要は、納品日の前日である2月22日にのみ補充レポートに表示されます。

  • 予測日: 2月19日 (現在の日付 + 仕入先リードタイム)

計画期間日数ありの場合 (4日以上)

  • Odoo は、2月18日(本日)時点で、2月23日までの需要を関連があるものとして考慮します。

  • 追加で8単位の需要は、補充レポートに即座に表示されます。

  • 予測日: 2月23日(現在の日付 + 仕入先リードタイム + 計画期間日数)

予測日が前倒しされて表示されます。

補充情報

補充レポートの各行で、 (情報) アイコンをクリックすると、補充情報 ポップアップウィンドウが開き、リードタイムと予測日付が表示されます。

この機能を使用した補充方法の詳細については、ジャストインタイムロジック セクションを参照して下さい。

倉庫を選択する

倉庫の補充方法が 別の倉庫から補充 である場合、補充情報 ポップアップウィンドウを開いて、他の倉庫のプロダクトの在庫状況を確認します。在庫を補充できる倉庫は 倉庫 タブの下にリストされ、利用可能数量 には各倉庫の手持在庫が表示されます。

調達倉庫を選択した後、ルート選択`(ルートの選択)ボタンをクリックすると、:guilabel:`オーダ ボタンがクリックされ、再オーダ規則が優先ルート(購買または製造)に戻ります。

補充情報ポップアップウィンドウの倉庫タブ