送信メッセージの管理¶
Odooのデフォルト設定でEメールを送信する¶
Odooオンライン および **Odoo.sh**では、 Eメールの送受信は、設定不要ですぐに利用できます。
When a database is created, the subdomain company-name.odoo.com
is used to send and receive
emails. The deliverability is optimized for this subdomain as it uses Odoo’s DNS configuration.
Example
データベースのサブドメインが company-name.odoo.com
で、メール設定が全てデフォルトの場合、全てのEメールは notifications@company-name.odoo.com
から送信されます。
This configuration is handled by the system parameter mail.default.from_filter
.
In case where the sender's domain do not match the value of this parameter, the notification address
is used instead. Multiple values can be defined in this system parameter: comma-separated, domains
or full email addresses are all allowed. Once an outgoing mail server is configured, the system parameter is no longer considered
and the value used is the FROM filtering of the mail server.

Eメールは catchall@company-name.odoo.com
を 返信先 アドレスとして送信されます。また、配信エラーは bounce@company-name.odoo.com
に送信されます。
注釈
キャッチオール、バウンス、通知用のアドレスは、他のエイリアスとは異なります。 データベースにレコードを作成する機能はありません。 エイリアスに送信されたEメールは自動的にルーティングされ、既存のリンクされたレコードに返信するか、データベースに新しいレコードを作成します。
カスタムドメインを使用してEメールを送信する¶
データベースはカスタムドメインを使用するように設定することができ、その場合、全てのデフォルトのEメールアドレスはカスタムドメインを使用して作成されます。 カスタムドメインが company-name.com
の場合、送信アドレスは notifications@company-name.com
、返信先 アドレスは catchall@company-name.com
、バウンス アドレスは bounce@company-name.com
となります。カスタムドメインは、Odooのメールサーバまたは外部のメールサーバを使用してEメールを送信する際に利用できます。
このセクションでは、カスタムドメインを所有していることを想定しています。そうでない場合は、GoDaddy、Namecheap、またはその他のプロバイダーなどのドメインレジストラからカスタムドメインを購入する必要があります。
OdooのEメールサーバでカスタムドメインを使用する¶
Odooオンライン または Odoo.sh では、配信を確実にするために、カスタムドメインのDNSで必須の設定があります。
警告
設定のほとんどはドメインプロバイダ側で行われますが、メールサーバ自体にも若干の設定が必要になる場合があります。技術的な知識が必要です。
はじめのステップは、SPF および DKIM を作成してOdooのメールサーバと互換性を持たせることです。
次に、カスタムドメインを会社のエイリアスドメインとして設定する必要があります。会社を選択し、 管理設定 を開き、エイリアスドメイン フィールドの下にカスタムドメインを追加します。
エイリアスドメインを追加したら、必要であれば (内部リンク) アイコンをクリックして、 カスタムドメインにさらに会社を割当ます。必要であれば 開発者モード を有効にして、デフォルトエイリアスを調整します。
バウンスエイリアス: 配送エラーをキャッチし、対応するメッセージに 赤い封筒 を表示するためのメールボックスです。
キャッチオールエイリアス: 全ての変身を集約するために使用されるデフォルトメールボックス。
デフォルトの送信者エイリアス :デフォルトの送信者アドレス。
注釈
最初のエイリアスドメインが作成された際には、全ての会社がそれを使用します。新しい会社を作成すると、自動的に設定されるエイリアスドメインは、最も優先順位の低いものです(エイリアスドメインリストに広告が表示される 開発者モード)。
全てのEメールエイリアス (例: CRMやヘルプデスクチームに関連するものなど) は、カスタムドメインのメールサーバに対応するメールボックスを持つ必要があります。

Odooデータベース内のEメールを、対応するチャター(CRM、顧客請求書、販売オーダなど) で受信するには、次の3つの方法のうちの1つを使用する必要があります:
カスタムドメインを使用すると、Odooが特定の local-parts を使用してEメールを送信することがあります。
外部SMTPサーバを使用してEメールを送信¶
注釈
独自の送信メールサーバを利用する場合は、OdooサブドメインのDNSを更新することはできないため、独自のドメインと組み合わせる必要があります。
Odooに外部SMTPサーバを追加するには、管理設定 を開き、Eメール セクションにある カスタムEメールサーバを使用する オプションを有効にします。次に、ページ上部の 保存 をクリックして変更を保存します。
Eメール セクションに戻り、送信メールサーバ をクリックし、次に 新規
をクリックして送信メールサーバのレコードを作成します。ほとんどのフィールドは、SMTPサーバへの接続を設定する際に使用する一般的なパラメータです。メールプロバイダから提供された値を使用して下さい。
完了したら、接続テスト をクリックします。テスト接続が成功しても、プロバイダー側で何らかの制限が残っている可能性があるため、Eメールが送信されることが確定するわけではないことにご注意下さい。そのため、プロバイダーのドキュメントを参照することをお勧めします。
ローカルパート値¶
以下は、OdooがEメール送信に使用するさまざまなローカルパート値です。メールサーバでホワイトリストに登録する必要がある場合があります。
エイリアス ドメイン バウンス エイリアス (デフォルト値 =
bounce
),エイリアスドメインのデフォルト(デフォルト値 =
notifications
),デフォルトドメインアドレス
admin@company-name.odoo.com
または、変更された場合、新しい値),デフォルトOdoobotアドレス
odoobot@company-name.odoo.com
または、変更された場合、新しい値),メールマーケティングキャンペーンで定義された特定の送信元、
Eメールテンプレートで定義できる特定の送信元。
トランザクションメールと大量メール用に異なるサーバを設定する¶
パーソナライズされたメールサーバ¶
Odooの個別のEメールサーバを使用して、取引メールやメール一括配信を行うことができます。 そうすることで、顧客に送信される日常的なEメール、見積書、請求書は、トランザクションメール として処理されます。 請求書や見積書のバッチ送信を含む メール一括配信 は、マーケティングオートメーションまたはメールマーケティングアプリケーションによって管理されます。
Example
ランザクションメールには、Gmail、Amazon SES、Brevoなどのサービスを利用できます。また、メール一括配信には、Mailgun、Sendgrid、Mailjetなどのサービスを利用できます。
まず 開発者モード を有効化し、 に行きます。そこで2つの送信メールサーバ記録を追加します。1つはトランザクションメールサーバ、もう1つはメール一括配信サーバです。トランザクションサーバの 優先 値の数字(例 1
) をメール一括配信サーバの数字 (例 2
) より小さく設定することで、トランザクションメールが優先されます。

次に、専用サーバ を有効にして、適切なメールサーバを選択します。Odooは、トランザクションメールには優先値が最も小さな数字のサーバを使用し、メール一括配信にはここで選択したサーバを使用します。
に移動し、
送信元フィルター¶
重要
プロバイダーの指示に従って、送信メールサーバで送信元フィルタリングを設定することを 強くお勧め します。
送信元フィルタリング フィールドでは、Odooが代理で送信するEメールの 送信元 アドレスまたはドメインに応じて、特定の送信メールサーバを使用することができます。値は、送信者のEメールアドレスと一致し、送信メールサーバプロバイダ側で信頼されているドメインまたは完全なアドレス でなければなりません。
送信元フィルタリングが使用されていない場合、通知アドレスを使用してEメールが送信されます。
警告
一部の送信メールサーバでは、送信元フィルタの特定の設定が必要です。
OdooからEメールが送信される際には、送信メールサーバを選択するために以下の手順が使用されます。
まず、Odooは送信メールで定義された送信元フィルタリング値(すなわち、Eメールアドレス)と同じフィルタリングから値を持つサーバを検索します。この設定は、会社の全てのユーザが同じドメインを共有しているがローカルパートが異なる場合に理想的です。
Example
送信者のメールアドレスがtest@example.comの場合、test@example.comまたはexample.comと一致する送信元フィルタリング値を持つEメールサーバのみ使用できます。
最初の基準に基づいてサーバが見つからない場合、Odooは送信元フィルタリングから値を設定せずに最初のサーバを探します。Eメールは通知アドレスで上書きされます。
2番目の基準に基づいてサーバが見つからない場合、Odooは最初のサーバを使用し、Eメールは通知アドレスに上書きされます。
注釈
どのサーバが優先されるかを決定するために、Odooは優先順位値を使用します(値が小さいほど優先順位が高くなります)。そうでない場合、最初のサーバはサーバ名によって決定され、アルファベット順で並べられます。
If there is no mail server, Odoo relies on the system parameter value.
また、メール一括配信に加えて、Odooのメールサーバをトランザクションメールにも使用できます。
外部のEメールサーバとOdooのデフォルトサーバを使用¶
OdooオンラインおよびOdoo.shでは、データベースはOdooのSMTPサーバで開始されます。送信メールサーバが設定されていない場合は、デフォルトのOdooのSMTPサーバが使用されます。

Example
送信メールサーバがOdooのデフォルトサーバ(CLI)と同時に使用される場合、送信メールサーバの送信元フィルタにはカスタムドメインを含める必要があり、CLIの送信元フィルタにはOdooのサブドメインを含める必要があります。送信元フィルタリングがない場合、通知アドレスを使用してEメールが送信されます。

注釈
Odooオンラインでは、コマンドラインインターフェースはデフォルトのOdooメールサーバと同等であり、外部へのメールサーバが存在しない場合と同じ制限が適用されます。
ちなみに
Odooオンラインでは、ページには日次Eメール使用量と日次上限も表示されます。Odoo.shでは、送信されたEメールの数はモニターページで確認する必要があります。
注釈
Odoo.shでは、コマンドラインインターフェースを使用するために、送信メールサーバを設定ファイルで設定することができます。
警告
Odooのメールサーバは、トランザクションメールと小規模なマーケティングキャンペーン用です。日次上限 は、データベースの種類と使用するアプリケーションに依存します。
外部Eメールサーバとカスタムドメインの使用¶
前の章。
注釈
独自ドメインを使用する場合は、DNS設定が必要です。外部送信メールサーバを使用している場合、Odoo DNS 当社メールサーバ用 設定ドキュメント に記載されているレコードの設定を行っても、期待通りの効果は得られません。カスタムEメールサーバを使用している場合、Odooとは独立しているためです。Odooでは、Odooのサブドメインの設定は許可されていません。
ポート制限¶
OdooオンラインおよびOdoo.shでは、セキュリティ上の理由によりポート25がブロックされています。代わりにポート465、587、または2525をお試し下さい。
エイリアスドメイン¶
キャッチオールドメインは会社ごとに固有です。デフォルトでは、全ての会社はOdooのサブドメイン(例:company-name.odoo.com
) を共有しますが、各会社は独自のカスタムEメールドメインを持つことができます。
開発者モード が有効化されている場合、エイリアスドメインのオプションは、 から利用できます。
警告
エイリアスドメインの変更は、慎重に行う必要があります。 エイリアス(バウンス、キャッチオール、デフォルト) のいずれかが変更されると、新しいエイリアスに適切にリダイレクトされていない以前のEメールは全て失われます。
デフォルトの送信元エイリアス フィールドには、ローカルパートのメールアドレス(デフォルトでは notifications
) または完全なメールアドレスを入力できます。 これを設定することで、Eメールの 送信元
ヘッダーを決定します。 完全なメールアドレスが使用された場合、送信されるEメールは全てこのアドレスで上書きされます。
通知システム¶
チャターからEメールが送信されると、顧客は直接そのEメールに返信することができます。顧客が直接Eメールに返信すると、その回答は同じチャターに記録され、レコードに関連するメッセージスレッドとして機能します。
返信を受け取ると、Odooは購読しているフォロワー(購読しているサブタイプに基づく)を使用して、ユーザの優先順位に応じて、EメールまたはOdooの受信トレイで通知を送信します。
Example
もし “Mary” <mary@customer.example.com>
というEメールアドレスを持つ顧客がOdooデータベースから送信されたメールに直接返信するとOdooのデフォルトの動作では、スレッド内の他のフォロワー全員にEメールの内容を再配信されます。
Maryのドメインはエイリアスドメインに属さないため、Odooはメールアドレスを上書きし、フォロワーに通知する通知用メールアドレスとして使用します。この上書きはデータベースで行った設定に依存します。デフォルトでは、OdooオンラインとOdoo.shでは、Eメールの`送信元` アドレスは、mary@customer.example.com
ではなく、notifications@company-name.odoo.com
という値で上書きされます。
アドレスは、送信者の名前と {alias domain, default from alias}`@`{alias domain, domain name}
を使用して作成され、デフォルトでは notifications@company-name.odoo.com
となります。
全ての送信メールに固有のメールアドレスを使用する¶
To force the email address from which emails are sent, activate the 開発者モード (デバッグモード), and go to . On the Default From Alias, use the local-part or a complete email address as the value.
警告
完全なアドレス が:guilabel:デフォルト送信元エイリアス
の値として使用されている場合、全て の送信Eメールがこのアドレスで上書きされます。