製造工程における廃棄

製造工程では、部品や完成品が破損、欠陥、または使用できなくなった場合、その廃棄が必要になることがあります。

廃棄された材料を追跡することで、製造業者は廃棄物の監視、プロセスの問題の特定、生産原価の計算を行うことができます。

Odooでは、廃棄されたアイテムは物理的な在庫から削除され、仮想ロケーション/廃棄 というバーチャルロケーションに移動されます。このロケーションは物理的なスペースではなく、実際の在庫レベルに影響を与えることなく損失を記録および追跡するための手段です。

ちなみに

廃棄オーダは 在庫 ‣ 工程 ‣ 廃棄 で見ることができます。各廃棄オーダには、オーダが作成された日付と時間、廃棄されたプロダクトと数量が表示されます。

廃棄された各項目の総数量を表示するには、在庫 ‣ 設定 ‣ ロケーション`に移動し、:guilabel:`検索... バーから:guilabel:内部 フィルタを払出して、全てのバーチャルロケーションを表示します。 リストから、バーチャルロケーション/廃棄 ロケーションを選択します。

製造アプリ

製造 アプリからプロダクトを廃棄するには 製造 ‣ オペレーション ‣ 製造オーダ に進み、希望の製造オーダを選択します。

製造オーダで (アクション) アイコンをクリックし、ドロップダウンメニューから 廃棄 を選択します。

「廃棄」オプションを表示するために、歯車のドロップダウンメニューを展開した製造オーダ

製造現場

製造現場 では、構成品のみ廃棄することができます。目的の製造オーダカードに移動し、 (アクション) アイコンをタップし、 何を行いますか? ポップアップウィンドウで 廃棄 を選択します。

製造現場アプリでの廃棄ポップアップウィンドウ

廃棄ポップアップウィンドウ

上記の いずれかの方法で プロダクトを廃棄 ポップアップウィンドウを開き、 プロダクト ドロップダウンメニューから廃棄する構成品または完成品を選択します。

数量 フィールドに、廃棄する数量を入力します。

デフォルトでは、移動元ロケーション フィールドは倉庫の製造前ロケーションに、廃棄ロケーション フィールドは 仮想ロケーション/廃棄 に設定されています。 移動元ロケーションまたは廃棄ロケーションを変更する場合は、それぞれのドロップダウンメニューから別のロケーションを選択して下さい。

廃棄オーダが確定したときに、廃棄された構成品を置き換えるピッキングオーダを作成する場合は、 廃棄数量を補充する チェックボックスをオンにしてください。このオプションは、 2ステップ または 3ステップ 製造が有効になっている倉庫でのみ有効にしてください。これは、構成品は :doc:ワンステップ <../basic_setup/one_step_manufacturing> 製造プロセスではピッキングされないためです。

廃棄ポップアップウィンドウ

:guilabe:`プロダクトを廃棄` ポップアップウィンドウに入力したら、プロダクトを廃棄 ボタンをクリックします。1 つ以上の廃棄オーダが作成されると、画面上部に 廃棄 スマートボタンが表示されます。これをクリックすると、製造オーダのすべての廃棄オーダのリストが表示されます。