発送管理システム

Odooの*発送管理システム* 機能は、配送の計画と構築に使用されます。主な機能は次のとおりです:

  • 積載構築: 特定の配送業者向けのプロダクトをグループ化し、それらの バッチ を積み込みドックに割当て、車両の割当てを車両の容量に基づいて管理します。これにより、適切なプロダクトが配送用の適切なトラックに確実に積み込むことができます。

  • フリート管理: 社内配送車両の容量を追跡し、管理します。

設定

発送管理システムを使用するには、以下の設定を完了する必要があります:

  1. Install the Fleet application.

  2. 車両 :ref:積載量 (容積および重量) <inventory/shipping_receiving/vehicle-capacity>` を設定します。

  3. 車両 車両モデル を入力します。

  4. 在庫 アプリで、必要機能 を有効にします。

  5. 車両を配送方法 として設定します。

  6. ドックロケーション を作成します。

車両積載量

車両積載量を設定するには フリートアプリ ‣ 設定 ‣ カテゴリ に行きます。

次に、新しいカテゴリを追加するには 新規 をクリックし、既存のカテゴリを修正するにはそのカテゴリをクリックします。 名前 フィールドに車両の種類 (例:ピックアップトラックバン、または`貨物トラック` など) を入力します。次に、最大重量 (キログラム単位)および 最大容積 (立方メートル単位)のフィールドに車両の積載量を入力します。

重量と容積が定義された車両カテゴリ

注釈

車両容量の測定単位は、設定 アプリの 測定単位 セクションで全体レベルで割当てられます。

測定単位の設定を表示します。

関連項目

車両カテゴリ

車両モデル

Odooで車両を追加する際には、車両の車種を設定する必要があります。 車種には正しいカテゴリが選択されていることを確認して下さい。 そうすることで、そのタイプの車両全てに重量と容量が自動的に適用されます。

設定するには、フリートアプリ ‣ 設定 ‣ モデル に移動して下さい。

モデル リストから既存のモデルを選択するか、左上隅にある 新規 をクリックして新しいモデルを作成します。次に、関連する カテゴリ フィールドを該当する車両カテゴリに設定します。

在庫設定

次に、在庫アプリ ‣ 設定 ‣ 管理設定 に移動し、発送管理に必要な機能を有効にします。

オペレーション セクションで、バッチ、ウェーブ、クラスタ転送 チェックボックスにチェックを入れ、配送用のオーダのバッチを準備します。

配送 セクションで、配送方法発送管理システム のチェックボックスにチェックを入れます。そうすることで、特定の車両を 配送業者として設定 できるようになります。

倉庫 セクションで、保管場所 チェックボックスにチェックを入れると、配送トラックの荷積みゾーンとして倉庫内の特定のロケーションを割当てることができます。

そして、全ての設定が完了したら、必ず 保存 をクリックして下さい。

配送方法

次に、配送方法の設定により、各配送車両を 配送業者 として割当てます。

配送方法を設定するには、在庫アプリ ‣ 設定 ‣ 配送方法`に移動します。既存の配送方法を選択するか、:guilabel:`新規作成 をクリックします。

関連項目

配送方法の設定

配送方法 フォームに、配送方法の名称を入力します。車両の説明やナンバープレート番号など、識別可能な情報を使用することをお勧めします(例: トラック 123-ABCD)。

配送方法は内部で管理されているため、プロバイダー固定価格 または 計算規則に基づく のいずれかに設定します。配送価格の計算方法の詳細については、配送方法 の記事を参照して下さい。

次に、配送プロダクト を設定します。これは、顧客の 配送料 として販売オーダまたは顧客請求書に表示されるプロダクトです。

オプションとして、利用可能 タブで、州/都道府県、または 郵便番号プレフィクス を設定して、ローカル配送の範囲を限定することができます。

配送方法フォーム

郵便番号プレフィクス をサンフランシスコの郵便番号に設定した配送方法の例

ドックロケーション

各ローディングドックには専用のロケーションが必要です。ドックロケーションを作成または設定するには、次の場所に移動します。在庫アプリ ‣ 設定 ‣ ロケーション

希望のロケーションをクリックすると、ロケーション フォームが開きます。追加情報 セクションで、ドックロケーションである チェックボックスにチェックを入れます。

ロケーション設定

ドックロケーションである チェックボックスにチェックが入った状態のロケーション設定ページ

載積を構築する

設定が完了したら、配送業者にオーダを割当てバッチにグループ化 します。その後、必要に応じて、バッチフォームを設定 します。

プロダクトをグループ化するには、在庫アプリ ‣ オペレーション ‣ 配送 に移動し、発送済みの配送のリストを表示します。

関連項目

この記事は特定のユースケースに関するものですので、各ピッキング方法の詳細については、それぞれの専用記事をご覧下さい。

配送業者の割当

デフォルトで表示されていない場合は、右上隅にある (設定) アイコンをクリックして、配送業者 チェックボックスにチェックを入れることで、配送業者 列を表示します。

ちなみに

有効にできるその他の便利な列は、郵便番号配送重量配送容量 です。

左側のチェックボックスにチェックを入れ、バッチの配送オーダを選択します。次に、明細の 配送業者 フィールドをクリックします。ドロップダウンメニューから、希望する車両の 配送方法 を選択します。確認 というポップアップウィンドウが表示され、バッチに追加されるオーダの数が示されます。 確認 をクリックすると、選択したレコードの全てに対して配送業者が更新されます。

配送業者を設定します。

配送オーダ2件に対して、配送方法 トラック 1-MER-001`が :guilabel:`配送業者 として設定されています。

バッチを作成する

配送業者を設定したら、チェックボックスにチェックを入れ一括転送またはウェーブ転送にオーダを追加します。

注釈

配送オーダがすでに一括転送に割当てられている場合、ここで一括転送を割当てても、更新はされません

次に、 アクション ボタンをクリックし、バッチに追加 または ウェーブに追加 のいずれかをクリックします。ポップアップウィンドウで、追加先新規 [一括/ウェーブ] 転送 に設定されていることを確認し、確認 をクリックします。

ウェーブの例

配送オーダは、ウェーブ転送にグループ化されるように選択されます。

代替のバッチ作成方法

バッチを作成する別の場所は、在庫 アプリに移動し、配送オーダ カードで、 (3つのドット) アイコンをクリックします。表示されるドロップダウンメニューで、バッチを準備 をクリックします。

注釈

:guilabel:`輸送管理`ドロップダウンメニューには、車両管理用の他のツールも含まれています。

  • バッチ管理: バッチのリストを開く

  • ドック配車管理: スケジュールされたバッチオペレーションの週次カレンダを開く

  • ルート別バッチ: フルフィルメントルートごとにグループ化されたバッチのカンバンビューを開く

  • カレンダ: スケジュールされた作業の時間単位カレンダを開く

  • 統計: 一括転送のピボットテーブルを開く

輸送管理のドロップダウンメニューからバッチオプションの準備を表示します。

バッチフォーム

一括転送フォームに以下の項目を入力して下さい:

  • 担当:ピッキングに割当てられた従業員。 * どの作業員でも* このピッキングを行える場合は、空欄のままにして下さい。

  • オペレーションタイプ: ドロップダウンメニューから、ピッキングが分類されるオペレーションタイプを選択します。

  • 計画日: :guilabel:`担当者`が出荷ロケーションへの転送を完了する日付を指定します。

  • ドックロケーション: 積載場所を選択します。

  • 車両: 車両を選択すると、車両カテゴリ が自動入力されます。

  • 車両カテゴリ: オーダが 車両の容量制限 を超える場合に表示します。

Example

容量が限界に達しているため、容量 バーはグレー表示になっています。

バッチフォームを表示します。

配送ルートを準備する

ドライバーが準備できるように、バッチまたはウェーブの上部にある 地図 ボタンをクリックして、配送先を地図上に表示します。個々の配送オーダを選択すると、その場所が特定されます。

注釈

地図 ボタンは、進行中 ステータスの転送に対してのみ表示されます。

Odooで配送オーダ情報を表示した地図を表示します。

さらに、Googleマップで見る ボタンを使用して、倉庫から配送先までのルートを生成します。

Googleマップのルートを表示します。