修理オーダを処理する¶
顧客に配送されたプロダクトが輸送中に破損したり、損傷したりする場合があり、その場合は、返金、交換プロダクトの配送、または修理のために返品する必要があります。
Odoo では、顧客から返品されたプロダクトの修理は、修理 アプリで追跡できます。修理が完了したプロダクトは、顧客に再配送できます。
破損したプロダクトの返品および修理の手順は、通常、以下の手順に従います:
返品オーダ¶
返品は、顧客にプロダクトが配送された後、販売オーダ (SO) から直接作成される リバース転送 (逆出荷)により、Odooで処理できます。
返品を作成するには、 スマートボタンをクリックします。これにより、配送オーダ (DO) フォームが開きます。
このフォームから、 返品 をクリックします。これにより、 リバース転送 ポップアップウィンドウが開きます。
このポップアップには、オーダに含まれる プロダクト、顧客に納品された 数量、およびプロダクトの 測定単位 が一覧表示されます。
必要に応じて、数量 フィールドの値をクリックして、返すプロダクトの数量を変更します。
必要であれば、🗑️ (ごみ箱) アイコンをクリックしてプロダクト明細の返品から削除します。
準備ができたら、返品 をクリックして返品を確定します。これにより、返品されるプロダクト用に新しい入荷が作成されます。
プロダクトが倉庫に返品されたら、リバース転送フォームから 検証 をクリックし、返品入荷をデータベースに登録します。
ちなみに
返品のリバース転送が検証されると、元の販売オーダの 配送済 列の値が、元の 数量 オーダと顧客から返された 数量 の差を反映して更新されます。
修理オーダを作成する¶
プロダクトが返送されたら、修理オーダ(RO)を作成して、その修理の進捗状況を追跡することができます。
新しい修理オーダを作成するには、 に移動し、新規 をクリックすると、空白の修理オーダフォームが開きます。
このフォームでまず 顧客 を選択してください。選択した顧客は、オーダの請求先および配送先となります。
修理対象プロダクト フィールドで、ドロップダウンメニューをクリックして、修理が必要な製品を選択します。必要に応じて さらに検索... をクリックして 検索: 修理対象プロダクト ポップアップウィンドウを開き、データベース内のすべてのプロダクトを参照します。
修理対象プロダクト を選択すると、その下に新しい プロダクト数量 フィールドが表示されます。そのフィールドに、修理が必要なプロダクトの数量(0.00 形式) を入力してください。
その値の右側にあるドロップダウンリストをクリックして、プロダクトの測定単位 (UoM) を選択します。
返品 フィールドで、ドロップダウンメニューをクリックし、修理対象プロダクトの返品オーダを選択します。
修理対象のプロダクトが保証の対象である場合は、 保証期間中 チェックボックスをオンにしてください。このチェックボックスをオンにすると、修理オーダで使用されたすべての部品は 顧客 に請求されません。
予定日 フィールドで、日付をクリックしてカレンダーのポップアップウィンドウを表示します。このカレンダーから修復する日付を選択し、適用 をクリックします。
担当者 フィールドで、ドロップダウンメニューをクリックし、修復を担当するユーザを選択します。
会社 フィールドで、複数の会社がある環境では、この修理オーダが属する会社を選択してください。
タグ フィールドで、ドロップダウンメニューをクリックし、この修理オーダに適用するタグを選択します。
部品タプ¶
部品 タブで部品を追加、削除、またはリサイクルします。これを行うには、フォームの下部にある 明細追加 をクリックします。
タイプ 列の 追加 (デフォルトで選択されています)、削除、および リサイクル の3つのオプションを表示するボックスをクリックします。
追加 を選択すると、この部品が修理オーダに追加されます。部品リストを追加すると、修理に使用する構成品が追加されます。構成品が使用された場合、修理を行ったユーザは、その使用状況を記録することができます。使用されなかった場合も、その旨を記載することができ、その構成品は別の用途のために保存されます。
取り外す を選択すると、この部品は修理オーダから取り外されます。部品の取り出しは、修理作業中にプロダクトから取り外すべき部品を一覧にしたものです。実際に部品が取り外された場合、修理を完了するユーザはそれが取り外されたことを記録できます。
リサイクル を選択すると、この部品が修理オーダからリサイクルされ、後で使用するために、または倉庫で別の用途に再利用するために指定されます。
プロダクト 列で、追加、取り外す、またはリサイクルするプロダクト (部品) を選択します。需要 列で、必要に応じて数量を変更し、修理プロセスで使用するこの部品の数量を指定します。
完了 列で、部品の追加、取り外し、またはリサイクルが正常に完了したら、値（0.00 形式）を変更します。
In the Unit of Measure column, select the UoM for the part.
最後に、使用済 列で、その部品が修理プロセスで使用されたらチェックボックスにチェックを入れてください。
明細に列を追加するには、ヘッダー行の右端にある (オプションの列ドロップダウン) アイコンをクリックします。明細に追加するオプションを選択します。
修理メモとその他タブ¶
修理メモ タブをクリックして、この特定の修理オーダに関する内部メモ、および修理を行うユーザが知っておくべき情報を追加します。
空白のテキストフィールドをクリックして、メモの記入を開始してください。
その他 タブをクリックして、この修理の オペレーションタイプ を確認します。デフォルトでは、:guilabel:`YourCompany: 修理`に設定されており、これは修理タイプのオペレーションであることを示しています。
修理オーダフォームで必要な設定がすべて完了したら、修理を確定 をクリックしてください。これにより、修理オーダは 確定済 ステージに移行し、修復に必要な構成品が引当されます。
部品 タブの下の製品明細に新しい 予測 列が表示され、修理に必要なすべての構成品について利用可能かどうかが表示されます。
準備ができたら、修理を開始 をクリックしてください。これにより、修理オーダが 修理中 ステージ (右上隅) に仕訳されます。修理オーダをキャンセルしたい場合は、修理をキャンセル をクリックしてください。
すべてのプロダクトの修理が正常に完了すると、修理オーダは完了です。これをデータベースに登録するには、修理終了 をクリックしてください。
注釈
修理オーダに追加されたすべての部分が使用されていない場合、修理終了 をクリックすると、未完了の移動 ポップアップウィンドウが表示されます。
ポップアップウィンドウで、最初の需要とオーダに使用された実際の数量に違いがあることがユーザに通知されます。
使用済 の数量を変更する場合は、破棄 をクリックするか、ポップアップウィンドウを閉じてください。オーダを確定する場合は、検証 をクリックしてください。
これにより、修理オーダは 修理済 ステージに仕訳されます。また、フォームの上部に プロダクト移動 スマートボタンも表示されます。
プロダクト移動 スマートボタンをクリックすると、修理プロセス中および修理プロセス後のプロダクト移動履歴を表示できます。
プロダクトを顧客に返送する¶
プロダクトが保証期間中の場合¶
プロダクトの修理が正常に完了したら、顧客に返送します。
プロダクトが保証期間中ではない場合¶
プロダクトが保証期間中でない場合、または顧客が修理費用を負担する場合は、 見積作成 をクリックします。これにより、修理オーダで使用された部品が事前に入力され、修理の総コストが計算された新しい販売オーダフォームが開きます。
この販売オーダを顧客に送信する場合は、確定 をクリックし、顧客への修理請求書発行に進んでください。
ちなみに
顧客に修理サービスの料金を請求する場合は、サービスタイプのプロダクトを作成し、修理対象のプロダクトの販売オーダに追加することができます。
顧客にプロダクトを返送するには、 に移動し、最初の返品が処理された元の販売オーダを選択します。次に、配送 スマートボタンをクリックします。
表示されたオペレーションのリストから、元ドキュメント と表示され、WH/OUT/XXXXXの返品 と記載されたリバース転送をクリックします。
これにより、返品フォームが開きます。このフォームの上部に、修理オーダ スマートボタンが表示され、この返品を完了した修理オーダにリンクします。
フォームの上部にある 返品 をクリックします。これにより、リバース転送 ポップアップウィンドウが開きます。
このポップアップには、オーダに含まれる プロダクト、顧客に納品された 数量、およびプロダクトの 測定単位 が一覧表示されます。
必要に応じて、数量 フィールドの値をクリックして、返すプロダクトの数量を変更します。
必要であれば、🗑️ (ごみ箱) アイコンをクリックしてプロダクト明細の返品から削除します。
準備ができたら、返品 をクリックして返品を確定してください。これにより、返品されたプロダクトの新しい配送が作成されます。
配送が処理され、プロダクトが顧客に返送されたら、検証 をクリックして配送を検証します。
関連項目