支払条件と分割払いプラン

顧客が請求書をきちんと期限内に支払うことを保証するために、支払条件 で販売に関する全ての支払条件を指定します。

支払条件は一般に、販売注オーダ、顧客からの請求書、業者からの請求書などのドキュメントに定義されています。支払条件には以下のようなものがあります:

  • 期日

  • 早期支払値引

  • 支払に関する他の条件

分割払いプラン は、顧客が請求書を分割して支払うことを可能にするもので、金額と支払日は販売者があらかじめ定義しておきます。

Example

即時支払

請求書発行日に全額をお支払い頂きます。

15日間(または15営業日)

請求書発行日から15日後までに全額をお支払頂きます。

21 MFI

請求書発行日の翌月21日までに全額をお支払い頂きます。

30%前払、残りは翌月末

請求書発行日に30%をお支払頂きます。残金は翌月末にお支払頂きます。

2% 10, Net 30 EOM

2% 現金値引 10日以内に支払が確認された場合。それ以外の場合は、請求書発行日の翌月末に全額をお支払頂きます。

注釈

  • 支払条件は、前受金請求書 と混同しないで下さい。特定のオーダに対して、顧客に複数の請求書を発行する場合、それは支払条件でも分割払いプランでもなく、請求書発行ポリシーです。

  • このページは 支払条件 機能についてで、 取引条件 (コンテンツの使用に関する契約上の義務、返品ポリシー、商品やサービスの販売にまつわるその他のポリシー)についてのものではありません。

設定

新しい支払条件を作成するには以下の手順に従って下さい:

  1. Go to Accounting ‣ Configuration ‣ Payment Terms and click on New.

  2. 支払条件 フィールドに名前を入力します。このフィールドは社内と販売オーダの両方に表示される名前です。

  3. 早期値引 チェックボックスにチェックを入れ、値引率、値引日数、減税 フィールドに記入し、必要であれば 現金値引 を追加します。

  4. 支払条件 セクションで、何をどの支払期日までに支払う必要があるかを定義する規則(条件)を追加します。条件を定義すると、支払期日が自動的に計算されます。これは特に 分割払いプラン を管理するのに役立ちます (支払条件が複数ある場合)。

    期間を追加するには、明細を追加 をクリックし、値引きの値を定義して 期日 フィールドに入力し、次に フィールドに入力して期限を決定します。

    ちなみに

    The Days end of the month on the option allows you to add a buffer period so that an invoice registered at the end of the month isn't due at the beginning of the month that immediately follows.

  5. プレビュー 列のグレーのテキストボックスに、ドキュメント(販売オーダ、請求書など)に表示するテキストを入力します。

  6. 分割支払日を表示する チェックボックスをオンにすると、請求書レポートに各支払の内訳と支払期日が表示されます。

ちなみに

月末までの 日数を指定するには、 フィールドに負の値を使用します。

支払い条件が正しく設定されていることをテストするには、 行に請求書の日付を入力し、これらの支払い条件を使用して支払期限と支払日を生成します。

重要

期日は期日の古い順に計算されます。

Example

以下の例では、30%を発行日に、残りの70%を翌月末に支払います。

支払い条件の例。1明細行は30%の即時支払。2明細行は 残りの70%を翌月末に支払います。

End of the month buffer

The Days end of the month on the option allows users to add a buffer period so that an invoice registered at the end of the month isn't due at the beginning of the month that immediately follows.

When using this option, Odoo calculates the due date by taking the invoice date, adding the integer in the After field, going to the end of the resulting month, and then adding the integer from the Days on the next month field.

Example

For example, take two invoices, one dated 5 March and the other dated 28 March. Both use the same payment terms with a single Due Terms line for 100% of the due amount, due 5 Days end of the month on the 1.

For the invoice dated 5 March, the due date is computed as 1 April with the following calculations:

  • 5 March + 5 days = 10 March

  • 10 March + end of the month = 31 March

  • 31 March + on the 1 = 1 April

For the invoice dated 28 March, the due date is computed as 1 May with the following calculations:

  • 28 March + 5 days = 2 April

  • 2 April + end of the month = 30 April

  • 30 April + on the 1 = 1 May

支払条件を使用

支払条件は 支払条件 フィールドを使って定義することができます:

  • 連絡先: 連絡先の新しい販売オーダ、顧客請求書、仕入先請求書にデフォルトの支払い条件を自動的に設定します。これは連絡先フォームの 販売&購買 タブで変更できます。

  • 見積書/販売オーダ: 見積書または販売オーダから生成されたすべての請求書に、特定の支払条件を自動的に設定します。

支払条件は 条件 ドロップダウンリストをオンにした 期日 フィールドを使って定義することができます:

  • 顧客請求書: 請求書に特定の支払条件を設定します。

  • 仕入先請求書: 仕入先請求書に特定の支払条件を設定します。

ちなみに

仕入先請求書に支払条件を設定することは、複数の分割払いや現金値引を伴う仕入先条件を管理する場合に主に役立ちます。それ以外の場合は、手動で 期日 を設定するだけで十分です。支払条件がすでに定義されている場合は、日付を選択するフィールドを空にして下さい。

仕訳

特定の支払条件を持つ請求書は、計算された 期日 ごとに1つの 仕訳項目 を持つ、異なる 仕訳項目 を生成します。

Odooは期日を考慮に入れるため、 フォローアップ が容易になります。また、正確な 売掛金年齢表レポート を取得するのにも役立ちます。

Example

売掛金に引き落とされる金額は、期日の異なる2つの仕訳項目に 分割されます

この例では、1000ドルの請求書が発行され、支払条件は以下の通りです: *30%は発行日に、残りの70%は翌月末に支払

勘定科目

期日

借方

貸方

売掛金勘定

2月21日

300

売掛金勘定

3月31日

700

プロダクト販売

1000

売掛金に借方記入された1000ドルは、2つの仕訳項目に分かれています。この2つの仕訳にはそれぞれ期限があります。